おそらく年内最後の蔵元訪問に行ってきました。
昨年、一昨年と新店舗の計画でなかなか造りの時期に蔵元にお邪魔することが出来ずにいたので楽しみです。16日(水)始発の常磐線で上野駅→東京駅→新大阪駅→福山駅と駅レンタカー付きの割引切符を買ったので乗り継ぎが入ってしまい午後2時にようやく付きました。
まずは広島県の清酒:天寶一(てんぽういち)を醸す天寶一株式会社様へ
久々の広島!エーー8年ぶりみたいです(^_^;)御無沙汰しました。社長の村上さんは毎年当店に来店されるので甘えていました。まーー久しぶりに行きたくなったのも、ここ何年かで蔵内部がずいぶん変わって安定してきた(上から目線ですみません)せいか酒質もグッとUPしました。それを確かめる意味での訪問です。まーカッコよく言えばそういうことですが、正直にいえば福山で村上さんとサシで呑みたかったというのが本音ですね。

洗米は村上社長が担当とのこと秒単位でてきぱきと動きます。

久しぶりに麹に触らせていただきました。やっぱり現場を見ないとだめですねー。
夜は福山の料亭へ、高田杜氏も忙しいなか合流して頂きいろいろ積もった話を…。
二軒目は福山駅近くの鉄板焼き居酒屋へ、地元の酒販店さんも合流して酒屋としてのこれからみたなことを熱く語ってしまいました…。広島お好み焼き旨かったなー。夜中の2時まで熱い夜でした。
17日(木)二日目はお酒が残る中 5時半起床。新幹線に乗り込み姫路駅へ
レンタカーを借り8時出発!
姫路市安富町の清酒:奥播磨(おくはりま)、白影泉(はくえいせん)を醸す下村酒造店さまへ下村社長の体調も戻りいい表情をしていました。蔵人の住吉さん相変わらず明るい方です。場の雰囲気が上がるでしょう。

全部この槽で搾ります。モロミの出来を今か今かと待っています。
次は、何年も前から試飲会でお会いして密やかにアプローチを受けてた鳥取県智頭町の清酒:諏訪泉(すわいずみ)を醸す諏訪酒造様へ、どんどん山奥へ北上。

鳥取砂丘の砂を運んだ千代川の上流部に位置します。良い街です。突然の訪問に東田社長ビックリ!造りも始まったばっかりの様子でした。自家製米で精米機フル回転!田中農場さんのお米が入荷していました。蔵に併設している。梶屋茶屋にて純米大吟醸 鵬の酒粕を使った「酒蔵うどん」美味しかったです。体の芯からポカポカで御馳走様でした(^_^)V 諏訪泉は熟成をおもんじた“燗上がり”するお酒です。おそのえ商店にぴったりです。
次はまた兵庫県に戻って朝来市の清酒:竹泉(ちくせん)を醸す田治米合名会社様へまたしてもアポ無し!(失礼ですよねー自分でもそう思います)正直一日三軒はハードです。田治米君とは同じ年でなんかほっとします。もうけっこう造っていて大吟醸までいってました。早くない?!熟成酒を安定的に出したくて昨年、一昨年とちょっと多めに造っていたそうです。ようやく追いついたらしくこれから出すお酒は納得のいくお酒だそうです。木桶仕込みもしていまして。木桶の準備です。お湯に漬けて木を膨らませます。

田治米君も去年?体調を壊して大変だったとのこと、今はもどって軽くリバウンドしてました。

昔はそうとう造っていたらしく大きい蔵ですが、今は800石位と手造りで丁寧に醸しています。
いやーーー。疲れました。でも行って良かったです。やっぱり現場を見てナンボです。
みなさん良い顔してまた。今年の“新酒”が楽しみです。